• "供用開始予定"(/)
ツイート シェア
  1. 静岡市議会 2020-12-08
    令和2年 都市建設委員会 本文 2020-12-08


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯後藤委員長 ただいまから都市建設委員会を開きます。  今期定例会で本委員会に付託されましたのは、議案第177号令和2年度静岡市一般会計補正予算(第7号)中所管分をはじめとする議案3件です。  また、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業についての報告が都市局からあります。  審査に先立ち、委員の皆さん説明員皆さんにお願いします。委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言くださいますようお願いいたします。  次に、委員会での質疑の在り方についてです。案件の決定に影響しない参考、確認のための質疑で当局の対応に時間を要するものは、後日の報告または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に御協力ください。また、要望・意見は質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただくようお願いいたします。  また、説明員皆さんへのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は、委員会記録説明内容が正確に記録されるよう、例えばこの図のとおりですなどと簡略化した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いいたします。これは委員がパネルについて質問する際にも同様にお願いいたします。  それでは、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業について、当局の報告を聞くこととします。なお、報告については聞きおくのみといたします。 2 ◯梶山都市局次長 都市局からは、都市計画部所管新型コロナウイルス感染症対策に関わる2つの事業進捗状況について御報告いたします。なお、この2つの事業につきましては、9月定例会補正予算の承認をいただいたものでございます。  資料は、新型コロナウイルス感染症対策進捗状況の報告の冊子になりますけれども、その42ページをお願いいたします。  まず、上段のナンバー83。  公共交通における感染拡大防止対策支援事業は、市内の公共交通の中でも乗り合いバスにおける感染拡大防止対策として、交通事業者が乗客と乗務員感染リスクの軽減を図るため、国の地域公共交通感染症拡大防止対策事業が開始されるよりも前に、バスの運転席に仕切りカーテンを設置するなどの飛沫感染防止対策、あるいは、車両内の抗菌、抗ウイルス対策などに要した費用の一部を事業者に対して助成するものでございます。今月12月から受付を開始しまして、バス事業者2社から計103万円余の交付申請が提出される見込みとなっております。  続いて、下段のナンバー84。  地域公共交通事業継続運行支援事業ですが、国の新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を受けまして、静岡県から出された緊急事態措置に係る静岡県実施方針の中で示されております措置期間におきまして、企業の活動を維持するために不可欠なサービスを提供する関係事業者の最低限の事業のうち、物流や運送サービスの継続が事業者に要請されたものでございました。この中で、外出自粛要請が出されている状況下におきましても、公共交通の維持、確保を図り、市民生活の下支えをするため継続運行をしていた交通事業者に対し、運行にかかりました燃料費動力費の一部を助成するものでございます。こちらも、12月から受付を開始し、鉄道事業者1社とバス事業者2社から計826万円余の交付申請が提出される見込みとなっております。いずれの事業も速やかに交付決定をいたしまして、年内に支給できるよう手続を進めているところでございます。      ────────────────────────────── 3 ◯後藤委員長 次に、議案審査に入ります。  議案第177号中所管分、議案第189号及び議案第197号の3件を一括議題とします。  審査の順序としましては、全議案について当局から説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、討論と併せて要望・意見を述べていただき採決を行います。  それでは、順次当局の説明を願います。             〔当局説明
    4 ◯後藤委員長 ただいまの説明に対し質疑に入ります。  発言の際には、議案番号ページ数項目等を述べていただくようお願いいたします。  質疑はありませんか。 5 ◯島委員 それでは、質問させていただきます。  資料-1の11ページ、4項都市計画費の上から4段目、公園整備事業費バリアフリー化事業です。トイレ及び園路整備についてでありますが、繰越しの公園整備事業費バリアフリートイレ及び園路整備の3,800万円余の事業内容はどのようになっているのか。また、繰越しの理由について教えていただけますか。 6 ◯鈴木公園整備課長 バリアフリートイレ及び園路広場事業内容でございますが、パネルを御覧いただきまして、既存の住吉公園広野北公園用宗緑地の3か所におきまして、障害者高齢者などが利用できるトイレの設置と、公園入り口からトイレ、これはイメージ図になりますけれど、公園入り口からトイレ、あるいは広場、そこに至るまで車椅子でも円滑に移動できるよう段差のない平たんな園路の整備を併せて行うものでございます。  繰越し理由でございますが、先ほど次長の説明のとおりですけども、具体的に言いますと、トイレは近隣にお住いの方にとりまして、衛生面治安面での御懸念があるということで、このあたりの調整に不測の日時を要しまして、適正工期の確保が困難となりましたため、繰越しをお願いするものでございます。 7 ◯島委員 ありがとうございます。  同じく、資料-1の11ページ中段、4項都市計画費、上から5段目になりますけれども、街区公園整備事業費、市単の向ヶ丘公園ほか2公園。1億8,300万円の事業内容はどのようになっているのか。また、繰越しの理由について教えていただけますか。 8 ◯鈴木公園整備課長 向ヶ丘公園ほか2公園事業内容でございますが、また、パネルを御覧ください。地域コミュニティ防災拠点となる場の整備が喫緊の課題となっております向敷地と北安東一丁目、庵原町の3地区におきまして、広場や遊具、植栽などを有する公園整備を新規に行うものでございます。  繰越し理由ですが、次長の説明にもあったんですけども、具体的に申しますと、公園を新しく造る際にどんな公園にするかということで、広場を中心にするとか、あるいは遊具を中心にするとか、いろんな公園の機能に関する御意見がワークショップの中でたくさん出てきて、その辺の調整に不測の日時を要しまして、適正工期の確保が困難となりまして、繰越しをお願いするものでございます。 9 ◯島委員 2事業が繰越しですけれども、ほかの公園事業の進捗はどのようになっているのか。年度内に完了する公園工事はあるのか、教えていただけますか。 10 ◯鈴木公園整備課長 今回繰越しをお願いしています2事業の内訳といたしまして、6件の工事でございます。これ以外の本年度予算分の工事では、19件の工事が年度内に完了する予定でございます。 11 ◯島委員 ありがとうございました。  続きまして、建設局における発注時期の平準化についてです。資料-1、12ページから13ページの債務負担行為補正において、建設局所管道路舗装事業など約14億円が計上されております。これまでも債務負担行為等を利用して工事発注平準化の意見・要望をさせていただいてきたところでありますけれども、この平準化の取組について幾つか教えていただきたいのと、まず、建設局における工事施工時期の平準化の取組について教えていただけますか。 12 ◯朝比奈技術政策課長 平準化の取組についてですが、公共工事の施工時期は閑散期繁忙期があるため、受注する企業にとっては、人材や資機材の効率的な活用や繁忙期には休暇が取りにくいといったような傾向にあります。このため、インフラ品質確保と担い手の中期的な育成確保を目的に、平成26年6月に公共工事品質確保の促進に関する法律が改正されております。その中で地方公共団体建設現場の施工時期の平準化の取組が要請されました。  建設局においても建設局発注工事等平準化計画というものを策定いたしまして、平成30年度から人材や資機材実働日数向上等による建設業企業経営健全化技術者等の休日確保など、働き方改革を目的として平準化に取り組んでおります。 13 ◯島委員 ちなみに、平準化に向けた具体的な取組事例について教えていただけますか。 14 ◯朝比奈技術政策課長 具体的な取組事例ですけど、年度当初の工事の閑散期、4月から6月頃になりますけど、これを解消するために、ゼロ債を活用することで前倒し発注をしております。平準化前には平均20件程度のゼロ債の活用が、30年度の取組以降ですけど、昨年度は43件。今年度は約60件のゼロ債の活用を計画しております。  それ以外に受注者技術者を柔軟に配置できるように、受注後に施工時期を選択できる着手日選択制、昨年度は87件実施いたしました。また、年度当初から速やかに発注できるよう設計のストックなどを実施しております。 15 ◯島委員 ありがとうございます。  平準化計画進捗状況について教えていただけますか。 16 ◯朝比奈技術政策課長 進捗状況ですけど、建設局発注工事等平準化計画では、令和4年度の1年間に前期に発注する分と後期に発注する分の割合が50%ずつになるような目標で実施しております。  令和元年度、昨年度の時点で前期の施工割合が20%を目標としたのに対して、前期施工例が37%という状態になっております。 17 ◯宮城委員 よろしくお願いします。  都市局公園整備課です。資料-1の9ページ、上から4段目をお願いします。  公園整備事業補正内容である街区公園の整備のための用地取得及び財源更正についてお伺いします。  有利な事業債への組替えということですけど、この事業の対象やその要件を教えてください。 18 ◯鈴木公園整備課長 組替えをします事業債の名称は、緊急自然災害防止対策事業債自然災害発生予防拡大防止を目的とする防災インフラの整備を対象としており、一時避難所として利用できる公園事業も対象に含まれます。  主な採択要件の1つは、国庫補助事業の対象でないこと。端的に申しますと、面積が2ヘクタール未満であること。そして、もう1つは、事業期間が令和元年度及び2年度であること。ただし、令和2年度までに建設事業に着手した事業については、3年度以降も同様の財政措置を講じるとなっておりまして、債務負担や繰越しが可能となっております。  なお、当初に充てておりました一般単独事業債充当率が75%で、償還に対しては交付税措置がございませんが、今回組み替えます緊急自然災害防止対策事業債は、充当率100%で元利償還に70%の交付税措置が受けられるという本市にとって大変有利なものとなっております。 19 ◯宮城委員 ありがとうございます。  今お話を聞くと、防災インフラの整備も対象になって、この間、防災訓練をやりましたけれど、一時避難所としての役割も果たす公園事業も対象になるということですが、その中でなぜこの(仮称)恩田原公園及び(仮称)高橋南町公園が整備の対象になったのか。また、整備することでどんな効果が生まれるのかを教えてください。 20 ◯鈴木公園整備課長 先ほど申しましたように、本年度中の建設事業の着手が緊急自然災害防止対策事業債の適用の要件となっておりますことから、公園整備の前提となります用地の確保や整備についての地元合意が調っている恩田原高橋南町の2つの公園が対象となりました。  効果でございますが、パネルを御覧いただきまして、地域コミュニティー防災拠点となる場の整備が喫緊の課題となっております恩田原高橋南町の両地区におきまして、広場や遊具、植栽などの公園整備による緑豊かで快適な空間をより早く地域の皆さんに提供できるということがあります。  また、恩田原公園につきましては、5大構想の1つであります健康長寿のまちの推進の一環として、スポーツ広場が隣接しているんですけれども、広場と公園をつなぐランニング・ウオーキングコースがあるんですが、こちらを整備してスポーツ広場一体感のある空間の創出を図ってまいります。  緊急自然災害防止対策事業債の適用によりまして、スポーツ広場のオープンは来年4月に予定していると聞いておるんですけれども、この事業債を活用することによって、我々の公園供用開始の時期を、スポーツ広場の供用となるべく近づけるというか、間を置かずにオープンできるようになる効果もございます。 21 ◯宮城委員 ありがとうございます。  資料-1の補正予算案の概要14ページ、債務負担行為補正大浜公園PFIアドバイザリー業務経費についてお伺いします。  大浜プールのある大浜公園は、私も小さい頃からよく行きました。昭和5年の開設以来、人気のスポットで地域の象徴であると思います。この公園の再整備事業が持ち上がり、昨年度、基本計画が策定されたことから、地元の期待は高まっています。そのような中、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年はプールが開かれないということに追い込まれました。今後、新型コロナ感染拡大が再整備事業にまで影響を及ぼすのではないかと心配する声を地域で聞きます。  大浜公園整備事業では、本年度、民間事業者の公募に向けたサウンディング調査を実施するとのことです。新型コロナウイルス感染拡大の影響による経済の落ち込みから、民間の投資意欲の低下が危惧されますけれども、感染拡大の前と比べて、大浜公園整備事業に対する事業者参入意欲に変化はあるのでしょうか。あるとしたらどのように表れているのか、教えてください。 22 ◯杉山緑地政策課長 事業者事業参入意欲の変化についてですが、大浜公園整備事業におきましては、本年度7月から民間事業者の公募に向けた課題整理を行う目的で、事業説明会個別ヒアリングなどのサウンディング調査を実施しております。  このサウンディング調査には、県内外から43者の参加をいただきました。調査の結果、施設の供用開始予定時期が令和7年度であることもあり、新型コロナウイルス感染拡大影響下におきましても、民間事業者が本事業に対し変わらない高い参入意欲を持っていることを確認しております。 23 ◯宮城委員 少しほっとしましたけれども、次の質問は、今回の債務負担行為限度額の変更は、新型コロナウイルス対策に関する検討事項の追加によるものと思われますが、その内容について教えてください。 24 ◯杉山緑地政策課長 御質問のとおり債務負担行為限度額の変更は、当初業務の内容の変更ではなく、新型コロナウイルス対策に関する検討事項の追加によるものでございます。  追加した検討内容でございますが、大きく分けて3点ございます。  1点目は、本年度のコロナ禍において、プールの営業を実施した全国の事例を洗い出し、実施された感染対策入場制限などを調査し、成功事例を検討する作業でございます。  2点目は、1点目の作業結果を踏まえた上で、コロナ禍の新しい生活様式に適応した施設について検討し、事業者に求める施設の整備水準を示した仕様書に反映させる作業でございます。  3点目は、サウンディング調査において、感染症予防対策として入場制限を行った際の利用料金収入の減少を懸念する声が数多く聞かれましたことから、新型コロナなど想定外リスクを官民でどう分担するか検討する作業でございます。  以上の業務の追加により、ウィズコロナアフターコロナといった状況でありましても、事業者の高い参入意欲を確保するとともに、利用者の安全・安心に配慮した施設になるよう検討を進めてまいりたいと考えております。 25 ◯宮城委員 そういう検討を続けることによって民間の意欲を確保して、よい施設になると思いますので、ぜひこの検討を進めていただきたいんですが、最後に1つ、この新型コロナウイルスに関する検討事項の追加で、業務期間も延長されると思います。事業に対する地元の期待が大きいことは先ほどから話していますけれども、この業務期間の延長が、令和7年夏に予定されているプールの開園に影響を与えることはないのでしょうか。教えてください。 26 ◯杉山緑地政策課長 業務期間の延長は、令和7年夏に予定されているプールの開園に影響を与えないと考えています。  アドバイザリー業務実施期間は、当初、令和4年3月までを予定しておりましたが、新型コロナウイルスに関する検討事項の追加などの影響で、令和4年12月まで延長したいと考えています。  しかしながら、このアドバイザリー業務は、落札者決定後の契約協議や施設の設計業務と重複して進めることができるものでございますので、業務期間の延長が事業全体のスケジュールに大きな影響を与えることはなく、現段階では予定されたプールの開園時期に変更はないものと考えております。 27 ◯望月委員 私のほうから1点だけお聞きいたします。  議案集2)の41ページ。  議案第189号静岡駐車場条例の一部改正についてであります。  静岡駅北側のエキパについてでありますけれども、先ほどコロナ禍にあっての収入見込みとか利用者の減、事業参入の応募がないとかの説明がありました。  しかしながら、このエキパについては経営改善を行うということで、静岡市が指定管理者制度を導入してきました。今回、指定管理者制度の導入を見送る理由は、先ほどの説明で分かるんですけれども、もう一度、この辺を詳しく経緯を含めて説明していただけるとありがたいんですけれども。 28 ◯松浦交通政策課長 御質問いただきました静岡駅北口地下駐車場通称エキパと言いますので、ここではエキパと称させていただきますが、これまでの経過も含めて説明させていただきます。  エキパの運営につきましては、民間のノウハウを生かし、市民サービスの向上が期待できる指定管理者制度の導入を目指し、昨年度の9月議会で条例改正を行い、指定管理者の募集を行いました。  指定管理者の選定に当たっては、エキパが国との共同所有という特殊な運営形態であることから、国から管理を任されている事業者に対し、非公募により募集を行いましたが、主に収支見込みの算定について市と事業者間で乖離があったため、事業者からの応募はなく、引き続き導入に向けた取組を行うこととしておりました。  本年度、収支見込みを試算するに当たり、過年度の実績から複数のパターンを比較検討しましたが、新型コロナ感染症の影響を受け、直近の令和2年4月から7月の利用実績が例年と比べ激減し、かつ、今後の駐車需要の先行きも見通せない状況となり市として合理的な収支見込みを算定するのが非常に困難であるとの判断に至ったものです。  また、業務仕様書に係る検討において、事業者に対するヒアリングを実施したところ、新型コロナ感染症の影響で収益が減少している中、利益が見込める施設に採用される固定納付金の設定がある条件での応募は難しい旨の意見がありました。  これら募集側としての合理的な収支見込みの算定が困難であることと、応募側の固定納付金の設定がある条件での応募は困難であるとの状況から、指定管理者制度の導入を断念する判断に至ったものです。 29 ◯望月委員 そうした状況下のことについては理解するわけでありますけれども、そうなると今この状況の中で、利用台数とか収入実績について説明してください。 30 ◯松浦交通政策課長 今年度のエキパの利用台数についてですが、市が所有しているA、Bバースについて、4月から11月の台数は約7万6,000台で、前年度同時期に比べ約2万1,000台の減、率にして21.6%の減少となっております。  グラフに示してあります上段が、利用台数のグラフになっておりますが、特に4月の利用台数は、緊急事態宣言の影響により4,490台で、前年度同時期と比べ7,064台、率にして61.1%の減少で、前年度に比べて激減している状況です。  また、収入の実績ですが、4月から11月の実績は約4,570万円で、前年度同時期に比べ1,970万円の減、率にして30.1%の減収となっております。  下段が、使用収入のグラフになっておりまして、特に4月の収入実績は約200万円で、前年度同時期と比べ約758万円の減で、率にして79%の減収となっております。 31 ◯望月委員 今の説明の中で、台数にしても金額にしても相当な減になっているなと感じるわけであります。そうなると指定管理者制度で行うことにしてあるこれまでの駐車場条例でありますけれども、今後この指定管理者制度をもう一度導入するというか、そういう可能性はいかがなものですか。  また、関連して、今後のエキパの運営についてどのように考えるのか、2点についてお伺いします。 32 ◯松浦交通政策課長 まず、指定管理者制度の導入の可能性についてですが、指定管理者制度の導入に当たっては、市の直営管理と比べ、市民サービスの向上や財務面、事務的メリット等があることが必要であると考えます。新型コロナの影響がいつまで続くのか不透明な中、駐車場需要の予測が困難で、収支見込みが立てづらく、特に財務的なメリットが判断できない状況にあります。  また、仮にコロナが終息したとしても、合理的な収支見込みを算定するためには、一定期間の利用実績も必要になることから、2~3年以内の導入は難しいと考えております。さらに、指定管理者として想定している事業者によるエキパの共同管理は、国のPFI事業が終了する令和7年9月までであり、来年度以降募集をした場合、指定管理期間が短く、事業者による設備投資等の経営改善が期待できないことから、少なくとも令和7月9月までは導入が難しいと判断しております。  また、もう1点、今後の運営についてどう考えているかということですが、近年のエキパ利用者は減少傾向であるものの、JR静岡駅周辺の路上駐車や駐車場への入庫待ち渋滞の解消、駅前周辺自動車交通の円滑化というエキパ建設当初の設置目的については、ある程度達成していると認識しております。  今回、エキパについては民間活力を導入し、さらなる利用者数の増加と市民サービスの向上を図る目的で、指定管理者制度の導入を目指していましたが、現状の直営による管理でも、償還金を除く部分についての経営については黒字となっております。収益の向上については、近隣の民間駐車場経営への影響に配慮し、エキパの経営とバランスを考慮した上で、共同所有している国と協議しながら、安定した経営を図ってまいりたいと思います。 33 ◯望月委員 これで終わりますけれども、今コロナ禍の中で、こういう状況が続くわけでありますけれども、静岡市にとっても非常に大事なことであります。その状況を逐時報告してほしい。これからそういうことでお願いいたします。 34 ◯池邨委員 それでは、資料-1の9ページです。  先ほど公園整備事業の中で、(仮称)恩田原公園の状況は御説明いただいたんですが、私、ちょっと聞き漏らしたかどうかあれなんですが、工事を前倒しでスタートさせるということですが、完成までのスケジュールは、今どのようになっているのか。前倒しできるのかどうかを含めて御説明いただければと思います。 35 ◯鈴木公園整備課長 (仮称)恩田原公園の整備スケジュールでございますけれども、現在、地域の皆さんの御意見を伺いながら設計を進めておりまして、来年の春に工事着手して、同じく来年秋の完成を目指しておるところでございます。  もともと来年度当初予算で考えていたんですけれども、今回この有利な事業債を活用するということで債務負担行為により行いますので、契約が早まりまして、当初の予定より半年ほど前倒しで整備が進んで、オープンも早くなると考えております。 36 ◯池邨委員 分かりました。  次に、11ページのバリアフリーのところですけども、市内の公園トイレを見たところ、そんなにバリアフリーになっているとはなかなか思えないんですけども、国の基準との比較というか、静岡市のバリアフリートイレの整備状況があると思うんですけども、そこら辺について御教授いただければと思います。 37 ◯鈴木公園整備課長 国の基本方針で示されております都市公園トイレのバリアフリー化率の目標は、令和2年度末までに45%以上となっております。本市における令和元年度末現在のバリアフリー化率は50.5%で、国の目標値を若干上回っておる状況でございます。 38 ◯池邨委員 次に、議案第189号の駐車場条例の一部改正ですが、今、質問がありましたけれども、指定管理を導入するときに、民間活力を活用するということで力説されていたような記憶があるんですけれども、そうしたらコロナの中で指定管理をやらなくなったというのが、私には理解できないんです。こうした場合、市の収益を減らしてでも、あるいは、直営より民間を活用して指定管理のほうがいいだろうという判断であると思うんですけど、そういう議論はあったのかどうかを含めて、いわば市に入る収益を予定されていて、それが確保できないから指定管理をやめたということもあると思うんですけれども、それをゼロにしてでも指定管理でやるという考え方はないのかを含めて、そういう議論があったかどうか教えていただければ。 39 ◯松浦交通政策課長 指定管理者制度の導入に当たりまして、庁内の指定管理者制度検討委員会にかけて、導入に向けた検討、協議を進めることになっております。去年の段階では、その委員会にも上げて指定管理者制度を導入すべきだという判断の中でやったんですが、今年になって条件的に非常に難しいということの中で、今回は見送るという判断をいただいたところで、庁内的な協議を行っています。  委員がおっしゃるように、固定納付金を下げてでも指定管理者制度を導入すべきという論議もございましたが、エキパは経営的に黒字を出しているところでございますので、収入を減らしてでも導入すべきかというところは非常に難しいところです。事業者側としてはコロナの影響によって、収入がまだまだ得られないだろうという判断がある一方、発注者側では、治療薬とかワクチンの開発によって、今のままの状態がずっと続くことはないだろうということ、発注者と受注者の考え方の違いもございまして、その時点で、一致しない段階で一方的に納付金を下げてでもという形での導入はしないという判断に至りました。 40 ◯池邨委員 そうしたときに、要は指定管理より直営のほうがいいというのではなくて、指定管理ができないから直営でやるという理解でいいですか。 41 ◯松浦交通政策課長 指定管理の導入につきましては、昨年度の判断の経過からしても、導入はしていきたいということです。前提は指定管理としてやっていくのがベストだと思うんですが、今の状況下では実施が困難だという状況です。 42 ◯後藤委員長 ほかにないようですので、質疑を終わります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  要望・意見、討論がありましたらお願いいたします。 43 ◯島委員 自民党です。  まず、公園整備事業の補正、街区公園用地取得及び財源更正についてであります。有利な事業債に組み替えて、今回、対象の恩田原高橋南町の2公園が整備されるとのことです。新しいまちづくりの観点からも、また、地元住民の方々にとっても、防災やコミュニティの場の確保、住環境の向上が大いに期待できますし、先ほどの御説明にありました隣接するスポーツ広場公園をつなぐランニング・ウオーキングコースも整備され、健康長寿のまちの拠点にもなりますよう要望いたします。  次に、トイレのバリアフリー化事業についてであります。最近、新設、改修されたトイレを見かけることが多くなりました。当局の皆様の仕事が目に見える形になっていくことを大変うれしく思っております。  以前から、この委員会でもお伝えさせていただいておりますが、利用者、特に女性目線で言うと、きれいなトイレのある公園を選ぶという声をよく聞きます。維持管理や定期的な塗り替えなどのリニューアルも必要だと思いますので、市民が気持ちよく使える公園の整備により一層取り組んでいただきたいと思います。  また、先ほど公園の機能というお話がございましたが、社会環境や趣味・趣向、移動手段の変化によって、市民の公園の利用方法も多岐にわたると思います。今後は車で行ける公園ということで、駐車場の整備も含めて検討していただきたいと思います。  次に、大浜公園PFIアドバイザリー業務経費についてであります。  市民の大きな期待がかかっている大浜公園プール事業です。よりよい施設を造るには、民間事業者の力が欠かせないと思います。ぜひその活力も最大限に生かしていただき、また、駿河区の人気のランドマークとして、地元住民はもとより駿河区、葵区の市民の皆様の期待も大きい事業でありますので、予定どおり令和7年夏のシーズンに開園できますよう進めていただくことを強く要望いたします。  次に、静岡市駐車場条例の一部改正についてであります。
     コロナ禍で利用台数が減少したことによって、制度導入を見送るとのことでしたけれども、先ほど大浜公園のPFIの答弁でもございましたが、入場制限を行った際の官民の負担割合の検討といったような話もございました。4~5月の利用者、利用台数の減少は大変顕著でありましたが、その後は順調に回復してきているようにも見えます。逆に、民間のノウハウを活用することで、利用台数の減少に歯止めをかけることもできるのではないかと思いました。固定ではなく、変動であれば参入できる企業もあるかもしれませんので、引き続き検討を進めていただきたいと思います。  最後に、建設局における発注時期の平準化についてであります。  事業者にとっては、発注時期の平準化は人員確保等の面からも大変ありがたいことだと思います。既に計画よりも前倒しで進んでいるとのことですので、引き続き進めていただきたいと思います。依然、このコロナ禍の中で、民間事業者も大変苦労されております。ぜひこの平準化等で静岡市の企業が潤うように進めていただければと要望いたしまして、自民党からの意見・要望とさせていただきます。  全ての議案に賛成でございます。 44 ◯池邨委員 志政会は、全議案賛成の立場で意見・要望を述べさせていただきます。  まず、公園整備については、前倒しで進んでいるということなので、ぜひそのスケジュール確保をしていただいて、市民の利用を早めていただければなと思います。  それからもう1つ、質問はしませんでしたが、繰越明許費のところです。この内容は、橋梁整備事業や安全施設整備事業、道路改良事業など市民の安心・安全を確保するための工事が延びる、遅れるというのは、市民の安心・安全確保が遅れるということですので、この点については、発注の仕方や工期の前倒し、遅れを取り戻す対策などを、ぜひ御検討いただければと思います。  それから、議案第189号の駐車場条例の一部改正に係る指定管理制度なんですけども、まだちょっと理解できないのは、コロナ禍の前なら指定管理と直営だと指定管理がいい。コロナ禍だから指定管理が駄目で直営にするという、そこの理屈が私にはまだ理解できない。というのは、指定管理者制度を導入するときに、民間活力を活用するということで説明があったわけで、コロナ禍だからこそ民間活力を活用して、ノウハウを蓄積して、市の持ち出しが多少あったとしても、将来に向けて駐車場の管理制度をよくして、利用促進を図るということをやるべきだろうと思うんです。そこら辺の議論が先ほどの説明の中ではないので、ぜひ議論していただいて、いかに指定管理者制度を入れて、民間活力を活用するかということをもっと議論しなければいかぬだろうと思いますので、ぜひ進めていただければと思います。 45 ◯山本委員 私たち会派も全議案に賛成です。  意見・要望を何点か申し上げます。  まず1点目ですが、公園整備事業。有利な事業債を活用してということなので、今後も引き続き、国と連携を図りながら活用、対応をしていただきたいということが1つ。  繰越明許費の関係ですが、議論にはならなかったんですが、入札不調というお話もあったかと思います。この辺をしっかり検証していただきながら、どういった対策を取ればそういうことにならないのか、こうしたこともぜひ検討を進めていただきたいなと思います。  公園整備のバリアフリー化。トイレの整備は国の目標よりも進んでいるというお話がございました。よく理解していないんですが、トイレだけなのか、それともトイレの出入口を含めてということで理解をすればいいのか。ただ、公園入り口というと全部ですよね。そう考えると、バリアフリーというのが、公園のどこからでも出入りできるということなのかなと。そんなことで、逆に言うと既存の公園もそうじゃないかなと思いますので、その辺も併せて今後、整備を進めていただきたいと思います。  当然、近隣住民の意見も必要かと思いますので、その辺も丁寧に説明を加えながら対応していただきたいと思います。  最後にもう1点ですが、先ほど指定管理の関係で、各会派から意見というか要望を出されていました。私も同じです。片や大浜公園はPFIアドバイザリー業務ということでPFI事業により進めようと、まさに民間活力を導入していこうという流れの中で、今回、指定管理をしないで、直営に切り替えるということは、逆行するのかなと。矛盾が生じているのかなと。切り替えることが先例となって、ほかのものも全部また直営に切り替わってしまうのではないか。そんな不安もあるので、その辺はしっかりと議論を進めていただきたいなと思います。 46 ◯後藤委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終わり、採決を行います。  特に反対の討論はありませんでしたので、全議案を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第177号中所管分、議案第189号及び議案第197号は可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 47 ◯後藤委員長 御異議なしと認め、議案第177号中所管分外2件は原案のとおり可決するべきものと決定いたしました。  以上で、議案審査を終了します。      ────────────────────────────── 48 ◯後藤委員長 本日の日程は全て終了いたしました。  これをもちまして都市建設委員会を閉じます。                 午前11時4分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  後藤 哲朗 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...